『大越南魂祭り』 photo & report

 1969年8月9日『大越南魂祭り』参戦。前日入りし、大いに酒を飲み英気を養う。翌日開戦。
 とにかく熱い。フィールド内は湿気で蒸し、サウナ状態。いや走っているぶん、サウナよりも熱く感じる。頭からシャワーを浴びたように、汗が流れ落ちていく。
 komonと名乗るその兵士は、南ベトナム兵にしては、珍しく勤勉実直。まじめな男だ。彼に率いられ、鉄まで腐るこの湿気の中を行動した。
 作戦は基地防衛。作戦当初はくつろいだ雰囲気であったが、正午前、突然の銃声で火蓋が切られた。つんざくような笛の音が聞こえ、ベトコンが一気呵成に攻め込んでくる。誰しもが慌てふためき、まともな反撃などできず。死を覚悟させられた。しかしアメリカの部隊が救援にあらわれ、首皮一枚といった感じでなんとか生き残る。
 それにしてもベトコンは狡猾であり、優秀な戦士たちだ。攻めてきたかと思うとサッと引く。逃すまいと追いかけると、彼らの森の中には様々なトラップが仕掛けられている。銃弾で倒れるならまだしも、クソが塗りこめられた竹ヤリの穴にだけは落ちたくないもんだ。
 酷い目にあった直後であるのに、komonたちはノンキにベトナム風ソーメンを食らっている。まったく図太い男たちだ。

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